損失固定型の資金管理法について解説します。
こんにちは、ゆうのすけです。
前回の記事に続き、今回は固定損失型の資金管理法を解説していきます。
この方法はエントリー前に決めた損切り幅が何pipsであろうと、Lotを調整する事で損失額を一定に揃える方法です。
このようにすることで、例え損切り幅が100pipsであろうと200pipsであろうと1トレードあたりの最大損失を同じにすることができるので、計画的、戦略的な資金管理が可能になります。
また、この資金管理法は結果を勝率に左右されるため、利益も損益も安定しやすい傾向にあります。
例えば固定損失額を1000円に設定してUSDJPYにエントリーするとします。
ドル円のレートを仮に1USD=100JPYとした場合、
損切り幅が20pipsの時は5000通貨
損切り幅が40pipsの時は2500通貨
とロットを変動させます。
こうする事で、1トレードの損失額を1000円に固定させることができます。
メリットは、損失額が固定されるので資金管理がしやすいことと、それに伴いメンタル面も安定しやすいです。
デメリットは毎回計算をしないといけないので多少面倒なところです。
計算方法
毎回計算するのがデメリットなので、解消するためにインジケーターを使用した計算方法を紹介します。
トレーディングビューでForex Position Size Calculatorというインジケーターを使用します。
設定画面を開くと下のような画面が展開します
損切幅20PIPSに対して
損切金額を1000円に固定する場合、
以下のように入力します。
- 自身の通貨 JPY
- 口座サイズ 1000(円)
- リスク 100%
- ストップ 20PIPS
STOPLOSSより下の欄は入力不要です。
ここまで入力したらOKボタンを押して設定を完了します。
すると画面にBOXが出現しますので、BOXの一番下の欄「Lot Size0.05」の数字が計算されたロットサイズです。
これはUSDJPYの画面なのでLot Size0.05=5000通貨でエントリーすれば、20PIPSの変動で約1000円になります。
通貨を変えても自動で計算をし直してくれるので、非常に便利です。
GBPAUDに通貨を変えると↓のように0.06PIPSに変わりました。
非常に便利なのですが、一点だけ。
STOPLOSS欄の入力だけは毎回忘れないように実施してください。
おわりに
資金管理は資産を増やしていくうえで手法以上に大切なトレードの要素です。
資金管理を疎かにするということは、商売をしていて仕入れや販売額を気分で決めているのと一緒です。
普通に考えたらそんなことしませんよね?でもFXの取引では多くの人が適切な資金管理を実施できていません。
今回紹介した方法は前回の記事の方法と比較して、どちらを採用しても問題ありませんが、まだ結果が出ないうちは2つとも試してみて個人の精神衛生が平和を保てる方を選ぶと良いと思います。
大事なのは勝てるようになるまで毎回キッチリやり通すこと!です。
分からないことや質問があればLINEで受け付けていますので、お気軽にメッセージを送ってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。