こんにちは、ゆうのすけです。
今回はセットアップライン到達時の考え方を紹介します。
私が使用しているメインのセットアップラインは水平線orトレンドラインをそれぞれ定義しており、レートがそのラインに当たりに来た時、ラインに対する一時的な反発を狙うのか?もしくはそこからレートが反転していく動きを狙うのか?によってトリガーのアプローチが変わって来ます。
反発を狙うのであれば、基本的には大きな値幅は取りには行かず、反転を狙う時は大きく値幅を取りにいくイメージでしょうか。これを深掘りすると、どの時間軸の値幅を取りに行くのか?という所に行きつくのですが、決済のルールを一旦決めてしまっているのであれば難しく考える必要は有りません。
単純に反転が取りやすい形、反発を取りにいきたい形、というものを定義付けたプライスアクションで判断すれば無理に値幅を狙って損失になったり、伸ばすべき反転ポイントで伸ばせなかったりするのを回避出来る可能性が各段に上がります。
もちろんレートの動きは読めませんので絶対に回避出来る訳では有りませんし反転を100%逃さないと言うのは土台無理な話なのですが、それは当然どの手法にも当てはまる話なのでここでは割愛します。
レートの反発・反転とは?
反発とは?
レートの反転反発を定義するにあたり大切な要素が「抵抗帯」という概念です。
特に反発に関しては、反発する何か(つまり抵抗帯)が無いと、何に対して反発と言っているのか定義できません。
抵抗帯とは、水平線やトレンドラインなどの個人裁量ライン、SMA,EMA、PIVOT,ボリンジャーバンドなどのインジケーター、さらにはキリ番や等価価格、過去の最高最安値など多様なものが存在します。
世の中にはこれらを全部表示させて複雑な要素を見るスーパートレーダーも居るとは思いますが基本的には1つ、多くても2つの組み合わせを見ていく方がシンプルでやりやすいかなと考えています。
これらの抵抗帯に対してレートが跳ね返される動きのことを反発と定義しています。
反転とは
反転とは1つの時間足で見た時に、大きく流れが変わっていくポイントまたは大きい流れに沿ってレートが動いていくことを言います。
反発との違いは規模感で、反発が直近抵抗帯での規模に対して反転は大きな波を作る上下の動きを指します。
基本的に一つの時間軸で見た場合、反転したと判断がつく頃には抵抗帯とは離れていくことが多いため抵抗帯を重視しないところが反発との違いになります。
もちろん相場はフラクタルなので、週足クラスの抵抗帯が反発すれば1時間足などの下位足は当然反転しています。
定義が規模感の違いであるがゆえ、マルチタイムで見ることに慣れていない人は混乱するかと思いますので、まずは時間足を固定してシンプルに区切りをつけていきましょう。
アプローチの違い
反発を狙うアプローチ
低抗体での反発狙いは極力シンプルなトリガーをおススメします。
理由としては、直近の流れを翻すほどの大きい値幅を狙っていないのでサクサク回数をこなすほうが効率のよいトレードになりやすいからです。
たとえば、抵抗体付近でのアウトサイドやピンバーなどのプライスアクションでも良いですし、時間軸を落としてのトレンドライン割れやダウ崩れなどのライントレード、意識されているMAやEMA割れなどのインジケーターでも構いません。
検証すれば分かると思いますが、できるだけシンプルに相場を見ても利益を欲張らない限り高回転の安定したトレードが可能です。
反転を狙うアプローチ
波の反転に対するアプローチは、反転する根拠を組み合わせて期待値計算していきます。
単純根拠だとどうしても勝率が悪くなるかリスクが大きくなるトレードを強いられるケースが多くなるためです。
例としてはフィボナッチリトレースメントで押し戻りの深さを測り、そこからトレンドラインやチャートパターンのネックライン、ダウの崩壊などを組み合わせたり、MAやEMAのブレイク後のロールリバーサルを見ていくなど複数根拠で検証を実施して期待値計算すると良いでしょう。
まとめ
反発はシンプルなトリガーでサクッとトレード
反転は、じっくり見定めてリワードを取りに行く
こんな感じで仕訳けています。
反発を取りに行くのに反転を狙うような根拠を集めるとエントリーが遅くなりますし、
反転を狙っているのに反発トレードのような根拠でエントリーを続けると勝率が確保できず損切貧乏になりやすいです。
当然相場の中には小さな反発から大きく反転するような動きもありますが、それはそれ。
珍しい動きを取れなかったことを悔やむ必要など無いのです。
取りたければ、その時に悔やむのではなく検証してみて取れないか分析すればいいだけです。
きっちり自分の分かるところだけを取りに行きましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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