こんにちは、ゆうのすけです。
今回はダウが転換した際の方向優位性について検証してみました。
検証条件は下記のとおりに設定しています。
1時間足での検証
ダウの転換とは押し安値、戻り高値をブレイクした時点と定義
高値安値の定義は15分足20SMAが明らかな波を形成しているポイントとする
ブレイク判断はヒゲ先を実体更新した場合のみとする
言語化するとこのようになりますが、簡単に言うと1時間足の押し安値や戻り高値をブレイクした場合に
ブレイク方向へのトレンドが出るのはどの程度の確率なのか?というのを確認するための検証です。
検証内容は非常に簡単な部類ですので、さっさと検証結果を共有します。
メジャー通貨ペア9通貨を半年間検証した結果。
試行回数(サンプル数) 297回
転換した回数 185回
転換しなかった回数112回
転換率(方向優位性) 63%
転換率は63%。データ上の優位性が確認できました。通貨による差も多少見受けられました。
ちなみにトレンド転換した場合、そのトレンドの平均継続率は1.919回でした。
どうでしょう。データを見て「ふ~ん。」と感じて興味を持って頂けましたか?
データをどう利用するか?
ここまでのデータを抽出する程度なら簡単極まりないのですが、問題は実際にこのデータを実戦でどう使用するのか?
というのが何よりも重要な部分です。私は転換したもの、転換しなかったものをそれぞれ、転換しやすいパターン、転換しにくいパターン、優位性判別が出来ないパターンの3つに分類しました。
そもそも転換優位性があるという仮定のもとで検証を実施しているので、ここに掛け合わせるのは転換しやすいパターンになります。すると、転換優位性がある状態(63%)に転換しやすいパターンの優位性を加えることになるので、実戦に耐えうるデータができる可能性が十分にあるわけです。
毎回このような、仮説→検証→仮説→掛け合わせのふるいをかけて地道に手法を考えています。
優位性の高い検証データは、コミュニティの「検証資料室」にフルバージョンを貼り付けています。
興味があれば見に来てみて下さい。質問等は公式LINEから受け付けていますのでお気軽にどうぞ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。